ホームへ戻る > 土地を購入するだけでも大変
数十年前、山形大学にいとこのお兄ちゃんが入学し、その時、引越しの手伝いをしに行きました。車で六時間。
途中仙台に立ち寄りながらではありましたが、遠かったのを覚えています。東北地方へ行くのがはじめてだった私は、なんだかワクワクしていましたが、方言は新鮮だったものの、山形の風景は、関東の田舎と特に変わらず、そこまで衝撃は受けませんでした。ただし、サクランボはやはりとても美味しかったのを覚えています。
いとこのおにいちゃんは山形大学の近くに下宿。駅に近いというよりは、大学に近い場所を優先していたようです。今でこそ携帯電話がこんなにも普及していますが、当時は電話もなく、電話をかける場合は、大家さんに電話をしたり、大家さんの電話をかりたりという感じでした。大家さんは同じ敷地内の一戸建てに住み、向かいに12部屋ほどの下宿所をもうけ、家賃収入のみで生活をしているようでした。
一戸建てもとても大きく、立派なお家でした。「土地が安いから、その分、建物のほうにお金がかけられるんです、その点、東京で一戸建てをと考えると土地を購入するだけでも大変でしょう。
もちろん、所得の違いもあるとは思いますが、東京で一戸建てを持っているというだけでも、違った目でみられることしょうね」と大人の会話が耳に入ってきたのを思い出しました。